2011年12月23日 (金)

過ぎていく2011年に思う

明日はクリスマスイブという今年12月の3連休は、強い寒波が押し寄せてくるようです。そのような状況の中、3月の東日本大震災や原発による被害がまだまだ収束しないままに2011年はあと数日で終わろうとしています。
ただ、通販業界について言えば、他小売業界も含め世の中が不況なのにもかかわらず、好調に推移したと思います。もちろん各社とも売り上げ拡大に知恵を絞り大幅なコスト削減に努めるなどの努力は重ねていますが、インターネットを軸に、通販に対する消費者の注目度や購買意欲は引き続き高いと言えるでしょう。

1970年代から本格成長を始めた通販市場はすっかり成熟化し、今年は老舗カタログ通販企業のディノスが創業40周年、オットージャパンが同25周年を迎えるなどの話題もありました。インターネット通販の躍進は相変わらずで、スタートトゥデイをはじめカタログ通販企業や店舗小売企業もネット売り上げを伸ばしました。また、フェイスブックやツイッターといったソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)が躍進し、企業はこぞって集客やブランディングにこういったサービスを活用。iPadや各種スマートフォンも急速に拡大し、通販の使い勝手を向上させるために数多くのアプリが生まれました。私は11月に、ツイッタージャパンが催した米国本社のトップなどを招いたツイッター技術者向けの大会に参加させてもらいましたが、その熱気たるや凄いもので、今後の更なる拡大が予測できました。
こういった明るい話題の一方で、悠香の大ヒット商品「茶のしずく」石鹸の小麦アレルギー被害のようなマイナスの事件もありました。各地で団体訴訟が起こされており、収束の気配はみじんもない状態です。通販化粧品の中には同じような成分を含んでいる商品もあるため、十分な検証と早期の告知・回収が必要でしょう。これ以上被害が広がらないよう、さらに通販のイメージが悪化しないように願いたいものです。

私個人のことに触れれば、代表理事を務める通販エキスパート協会が手がける「通販エキスパート検定」が安定した数の受検者を集めたのをはじめ、セミナーやパネルディスカッションの開催やコーディネート・講師の依頼、経済誌や業界誌への執筆、検定公式テキストの企画・編集業務などでけっこう多忙な日々を過ごしました。来年早々のセミナー講師もいくつか決まっており、新たな検定公式テキストの編集も佳境に入るので、それなりに忙しい年になりそうです。まだ大掃除にも年賀状にも全く手を付けていませんが、肩懲りや坐骨神経痛、高血圧、不眠症といった持病にめげず、年末年始とこの冬を頑張って乗り切ろうと思っています!

*1月と2月に講師を務めるセミナーは下記の通りです。

◎SCSK(株)さま主催セミナー
http://www.scsk.jp/event/2012/20120120_3.html

◎(社)日本印刷技術協会さま主催「PAGE2012」セミナー
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2012/session/session_detail.asp?sh=3&se=19

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講演・執筆活動

※2011年12月更新

【連載】
■月刊「アイ・エム・プレス」(アイ・エム・プレス社発行)
 『ふぉーかす』コーナー
http://www.im-press.jp/
■月刊「先見経済」(清話会発行)
「なぜ売れるのか?」コーナー連載
http://www.seiwakai.com/
■Web媒体「通販通信」(アドブレイブ社発行)
「通販市場を丸ごと学ぼう!」コーナー連載
http://www.tsuhannews.jp/colum/

【2012年】
1月 SCSK(株)主催のセミナー「通販ビジネス最新動向セミナー」で講演予定
2月 (社)日本印刷技術協会主催のイベント「PAGE2012」で、ダイレクトマーケティングトラックのトラックリーダーとしてコーディネーターを手がける。「通販業界におけるWeb展開の現状」で講演予定

【2011年】
2月:(社)日本印刷技術協会主催のイベント「PAGE2011」で、ダイレクトマーケティングトラックのトラックリーダーとしてコーディネーターを手がける。「通販カタログの現状と新たな可能性」と題したパネルディスカッションにも参加
2月:企画・編集を手がけた「通販エキスパート検定2級テキスト」を朝日新聞出版から発行
2月:NEC主催のセミナーで「通販業界の動向とクロスメイア戦略」の演題で講演
4月:メディア事業開発会議主催のセミナーで「ネット通販の利用実態とソーシャルメディア」の演題で講演
4月:通販エキスパート協会主催の「事前講習会セミナー」で講師を務める
4月:通販エキスパート協会・ECポータルなどが主催する「通販エキスパートによる通販セミナー」で司会およびモデレーターを務める
7月:(社)日本印刷技術協会発行の「印刷白書」に「2010年 通販業界」の原稿を執筆
7月:CCM総研主催のセミナーで「通販業界の現状とコンタクトセンター」の演題で講演
10月:(社)日本印刷技術協会主催のセミナーで「通販市場におけるカタログ戦略とメディアの最新動向」の演題で講演
11月:通販エキスパート協会・ECポータルなどが主催するセミナー「"費用対効果の最大化"を狙った儲かるための通販・ネット広告」でコーディネーター、司会を務める
12月:宣伝会議社発行の「販促会議」(2012年1月号)にて「通販企業のためのメディア活用術」の記事を執筆

【2010年】
1月 日本郵便主催の「ダイレクトマーケティングフォーラム」でセミナー登壇者のコーディネーターを手がける
2月 (社)日本印刷技術協会主催のイベント「PAGE2010」で、ダイレクトマーケティングトラックのトラックリーダーとしてパネルディスカッションのコーディネーターを手がける
2月 朝日新聞出版から「通販エキスパート検定3級テキスト」を他6人と共著で発行
2月 東京スポーツにインタビュー記事掲載
3月 ワイズネットワーク主催のセミナーで「通販業界の現状と展望」をテーマに講演
3月 オンラインショッピングマスターズクラブ(OSMC)主催の大阪および東京のセミナーで「通販市場とメディア戦略」をテーマに講演
3月 BS11の特別番組「通販事始め」にコンプライアンスアドバイザーとして出演
4月 OSMC主催の九州セミナーにて同じテーマで講演
4月 通販エキスパート協会主催の「検定試験直前講習会」で講師
4月 朝日オリコミの社内セミナーで「通販市場とメディア戦略」をテーマに講演
4月 (社)日本印刷技術協会主催のセミナーで「通販に学ぶメディア活用の鉄則」をテーマに講演
7月 通販エキスパート協会などが主催するパネルディスカッションで「ネットショップ運営に必要な物流知識とは」をテーマにモデレータを務める
 
【2009年】  2月 東京新聞朝刊の「テレビ通販トラブル増加」紙面でコメント解説
         5月 共同印刷(株)の社内セミナーで
            「クロスメディア」と「通販業界の現状と動向」をテーマに講演
         8月 (株)大広の社内セミナーで
            「通販のメディア戦略とケーススタディ」をテーマに講演
         8月 (社)日本印刷技術協会発行の月刊誌「プリバリ」に
            巻頭特集「通販のクロスメディア戦略」で寄稿
        10月 讀賣テレビ「かんさい情報ネットten!」に出演
        11月 日本経済新聞朝刊の企画シリーズ
            「エコノ探偵団」紙面でコメント解説

【2008年】  5月 朝日新聞社「週刊朝日」の通販特集で図表作成および解説
         6月 TBSラジオ「こちら山中デスク」に出演
         9月 経済産業省「e物産市」研修会セミナーで
            「食品通販の現状と事例紹介」の演題で講演
        10月 朝日新聞朝刊・メディア面の「テレビ通販戦国時代」でコメント解説
        12月 (社)日本印刷技術協会セミナーにて
            「通販のクロスメディア戦略」の演題で講演

【2007年】  3月 青森県八戸市の依頼で
            「通販業界の全体像と今後」を演題に講演
         4月 「週刊朝日」でインタビュー取材
         5月 「朝日新聞」産業面でTVショッピングをテーマにコメント提供
         6月 「TMC TOKYO 2007」のパネルディスカッション
            「地上波TV通販」で司会・コーディネーター  
         9月 (社)日本インターネットプロバイダー協会の依頼で
            「通販とEコマースの現状」を演題に沖縄で講演
        10月 ディーツーコミュニケーションの依頼で
            「モバイルショッピング大賞」の審査員
        10月 「モバイル通販」をテーマにディーツーコミュニケーションの
            パネルディスカッションパネラー
        10月 産業新潮社「産業新潮」に「通販業界の現状」について寄稿
        12月 毎日新聞社「エコノミスト・図説日本経済2008」に寄稿

【2006年】  1月 朝日新聞社「AERA」にTV通販でコメント提供
         6月 東京放送ニュース番組「オープニングベル」に出演
        12月 毎日新聞社「エコノミスト・図解日本経済2007」に
            「通販市場の現状と展望」を寄稿  

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2011年11月 3日 (木)

SNSの波は新聞業界にも

ついこの間「暑い暑い」と言っていたのに、なんと今年も余すところ2カ月となってしまいました。それでも11月に入ったというのに今年はまだ日中はなんとなく暑さが残っていて、ようやく休日を利用して本日衣替えをしました。秋冬物を引っ張り出したり、夏物をクリーニング屋に山ほど持っていくなどして疲れてしまいましたが、面倒とはいえこういった作業を通じて四季を感じることができますね。

ところで先週、(社)日本印刷技術協会(JAGAT)さんでセミナーの講師をやらせていただきました。今回はカタログやクロスメディアだけでなく、話題のフェイスブックやツイッターといったソーシャルネットワークサービス(SNS)の事例紹介も盛り込みましたが、こういった手法は最近の通販展開では欠かせないものになっていると思います。

先週読んだ朝日新聞の記事に、米国で新聞社(特に地方紙)がどんどん潰れたり記者がリストラされたりしたことで、記者1人1人の負担がとても重くなったという内容が載っていました。しかも以前でしたら1つの記事で新聞用を1本書くだけでよかったのが、今では取材時に動画も撮り、まずはネット用の記事を書いて配信。そのあとでツイッター、フェイスブック、ブログ上で発信し、最後にようやく新聞用の記事を執筆する・・・といった流れだそうです。これでは1日に2~3本の記事を書けば限界になってしまいますし、その分どうしても突っ込んだ取材が難しくなるでしょう。

またこの記事を読んでもう1つショックだったのは、特に地方紙の記者はリストラで1人1人の負担が重くなったため、市や町の議会を傍聴したり収支報告書などを熟読して不明・不正な部分を洗い出す時間的余裕がなくなったという点です。“ジャーナリズム”という監視役が消えたことにより、結果的に地方の役人などが途方もない報酬を合法的に取得するといった動きが各地で起こっているそうで、これは大きな問題と言えるでしょう。15年間業界紙で記者をしてきた私にとっては考えさせられる内容でしたが、日本でも地方紙のリストラが進めば米国と同じようなことが起きる可能性があるかもしれないと怖くなりました。

ちょっと通販から離れたコラムになってしまいましたが、ではまた。

<お知らせ>
11月24日(木)に私が総合司会を務めるセミナーを開きます!理事をしている通販エキスパート協会(http://www.tsuhan-exa.org)の主催ですが、かなり面白い内容ですよ。詳細は下記をご覧ください。

(セミナー詳細) http://ec-portal.jp/entry/1124.htm

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2011年9月18日 (日)

ハワイの通販事情は?

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【ワイキキビーチから臨むダイヤモンドヘッド】

9月も半ばを過ぎましたが、毎日本当に暑いですね。昨年の同時期よりも気温が4~5度高い日が続き、都内で最も暑いとされる練馬区に住んでいる身としては厳しい限りです。と言いつつ、9月初旬には遅い夏休みを頂きウン十年ぶりにハワイで快適な1週間を過ごしてきました。ただ、以前とはショッピングセンターや店舗などがすっかり様変わりし、興味をそそられると同時に驚いてしまいました(迷子にもなりそうでした)。

世界各国のラグジュアリーブランドはもちろんのこと、通販も手がけていた老舗高級百貨店の「ニーマン・マーカス」から最近のファストファッションを代表する「フォーエバー21」まで、特にファッションショップはまさに百花繚乱。欲しいものは何でもそろっている中で、若い頃に比べると物欲がすっかり減退していることに一抹の寂しさを覚えました。ホテルにある現地新聞を毎日チェックしていたのですが、通販広告や折り込みチラシは見当たらず、とにかく安売りスーパーの広告が目立ったのが印象的でした。アラモアナ地区の裏にある大型スーパー「ウォルマート」も覗いてみましたがとにかく安く、ワイキキの華やかさとはうって変った“地元”ムードが漂っていましたね。

思えばハワイはやはり「離島」なので、物流面から考えると通販で物を買うのはあまり馴染まないかもしれません。日常の商品はチラシを配布しているようなスーパーで購入できるし、一方でトレンド系のファッションアイテムは百貨店やショッピングセンターで買うことができるわけですから。もう少し日数があれば、現地の通販事情をヒアリングしてみたかったと思いました。

次に行かれるのは、果たしていつでしょうね~。

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【「ハードロックカフェ」ホノルル店で、Tシャツをチョーカーを購入】

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2011年7月18日 (月)

法務研究部会の参加プロジェクトが「学会賞」を受賞

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*授賞式で副賞の盾などを持つプロジェクトメンバー(右端にいるのが私です)

7月2日に日本ダイレクトマーケティング学会(JASDM)の「第10回全国研究発表大会」が都内で開催されました。毎年各大学で開かれていて、今年は城西国際大学で開催予定だったのですが、東日本大震災の影響により規模縮小を余儀なくされました。そのため基調講演などを中止して研究発表だけの午後開催とし、都内のカンファレンスセンターでの催しとなったのです。

私は第一回目の研究発表会から一度も欠かさず参加しており、参加率でいえば皆勤賞をいただけるといっても過言ではないと自負しております。ただ、今回は皆勤賞(実際にはないのですが)よりももっと素晴らしい賞をいただき、とても感激しております!
 
実は学会の法務研究部会に属し2カ月の一回の部会にも極力参加しているのですが、その法務研究部会で私たち有志が3年がかりで作成した「通販法務ハンドブック」が今大会で「学会賞」を受賞したのです。(社)日本通信販売協会(JADMA)と(株)ディノスで会長をなさっていた石川博康現JADMA顧問がリーダーを務められる法務研究部会では、発足以来通販にかかわる法律を研究してきました。その中で、毎年改正される法律は紙ベースでは会員や一般の通販事業者への告知が追いつかないという認識から、研究発表として更新できるデータ版の法律ハンドブックを作ろうということになり、「通販法務ハンドブック」の作成に着手したのです。

コンプライアンスや通販関連法律に詳しい元ディノスの和田俊彦幹事や高橋善樹弁護士をはじめ、システムや広告表示、広告デザインに詳しい部会員などで「通販法務ハンドブック」のプロジェクトチームを立ち上げました。私は元通販新聞編集長ということで、皆さんが執筆した文章の校正や表記の統一、広報・PRなどを担当させていただきました。ただ、実際にはほとんどお役に立てていなかったのですが・・・。

何度も修正や改定を重ねて出来上がった「通販法務ハンドブック」は、JADMAトップページに掲載されています。現在も和田幹事が定期的に新たな事例のデータアップを手がけて更新しており、紙の資料にはないフレキシブルな内容が好評を博しているようです。私も自分のセミナーでは、必ずといってよいほど「通販法務ハンドブック」を見てもらうようにPRをしております。

というように、本当に微力ながらお手伝いをさせていただいたプロジェクトが学会賞を受賞でき、ちょうど10回目の今大会はより思い出深いものとなりました。行政の法規制が厳格化する中、JADMAの会員・非会員を問わず通販を手がける事業者さんに「通販法務ハンドブック」が少しでもお役に立てばと願っています。

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2011年6月26日 (日)

「通販エキスパート検定」が無事終了

まだ6月なのに40度近い猛暑日となったり、大雨による被害が出たりと、不安定な気候が続いています。私の住んでいる練馬区は埼玉県に近いこともあって夏は特に暑く、4日前は34・6度という厳しい暑さでした。電力消費も気に掛かりますが、中でも東北被災地の暑さによる影響や大雨による崖崩れなどの被害が心配です。

おかげさまで5月29日には、無事に第2回「通販エキスパート検定試験」が修了いたしました。昨年を超える1030人もの方たちに全国で受検して頂き、心から感謝しております。また、被災地の仙台にある企業さまも団体受検してくださり、大変励みになりました。この1カ月ほどは試験の後処理に追われてこのブログも更新していませんでしたが、受検してくださった皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。

今年1月から、厚生労働省が手がける教育基金訓練講座にて「通販エキスパート検定」にかかわる講師を務めてきました。ワンクール(60時間)修了したところで最後に「3級」の試験を受けてもらったのですが、受検者の中から3人の方がその後5月29日に行われた一般会場の検定試験で、さらにハイレベルな「2級」にチャレンジしてくれました。数カ月にわたり自分が講義してきた生徒さんのこういった前向きな姿勢は本当に嬉しく、合否結果が楽しみです。

7月からはまた別な訓練機関からの依頼で、3カ所の教室で訓練を開始します。今回、団体受検の提携教室を設けた九州・熊本でも、同じように教育基金訓練講座による「通販エキスパート検定」の講義が展開されており、首都圏以外のエリアでの拡大にも期待が持てます。暑さはこれからが本番ですが、さまざまな事業や取り組みに向けて全力を尽くしていきたいですね。

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2011年5月 5日 (木)

顧客巻き込んだ通販ならではの復興支援手法

東日本大震災や福島原発事故の報道を気にしているうちに、早くもゴールデンウィークが過ぎ去ろうとしています。いつものことですが、またブログの更新が大幅に遅れてしまいました。震災後の3月中旬以来何かと落ち着かない不安な日々を過ごしてきましたが、そのような状態でもあっという間に日々は過ぎ去っていくものですね。

新聞やテレビを通じ被災地で復興に取り組んでいる方たちやボランティアに赴く方たちを見ていますと、自分の仕事が世の中に不可欠なものではないということを強く感じてしまいます。世の中には「人を助ける仕事」とそうでない仕事があるのではないのか・・・といったように。

ただ、通販という業態自体は今回の震災支援にとても役立ったのではないでしょうか。
例えばジャパネットたかたやジュピターショップチャンネルは、7000~8000万円という丸1日分の番組売上高を義援金として寄付し、業界内での支援機運を盛り上げました。「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイもチャリティーTシャツを自社で作成し、2週間で17万枚を受注して全売上高3億5000万円を寄付。ツイッターやフェイスブックを通じた消費者の支援書き込みも活発に行われ、「世の中、捨てたものではない」というイメージを抱かせてくれました。千趣会やフェリシモもネットを通じ、商品受注と同時に少額寄付を募っています。
企業が大規模な義援金を提供することはもちろん望ましいことですが、自社の顧客(一般消費者)を巻き込んで寄付につなげることはどの企業でもできるということではありません。通販やネット販売という仕組みを保有していることに加え、企業としての信頼感がなくては実現しないことなのです。そういった意味では、金額の多寡にかかわらず(結果的にはすごい金額になりましたが)素晴らしい施策だと思います。

私ごとでは4月中旬に「通販エキスパート検定試験」のセミナーやパネルディスカッションを3件予定していたのですが、震災後は原発不安もあり果たして開催できるかどうかとても悩みました。結果的にはたくさんの方がいらしてくださり、励ましていただきました。まだまだ国内の消費市場などは不安定ですが、5月29日に実施する検定試験の準備追い込みに全力を注いでいくつもりです。

ちなみに私と家族は義援金の寄付先に悩んだ末、「あしなが育英会」が新設した「東日本大震災・津波遺児募金」への寄付を決めました。東北3県でご両親が亡くなったり行方不明になった遺児は132人にものぼるそうで、本当に胸が痛みます。ほんの少額ですが進学のお役に立てればと思っています。

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2011年3月14日 (月)

パネルやセミナーの準備

東日本大震災のあまりの惨状に胸を痛めつつもなすすべもなく、このような状況下でルーティンの仕事をこなしている自分に少し嫌悪感をおぼえます。被災地の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

米ロック歌手のレディガガが、通販している自分のグッズの売り上げを義援金として被災者に寄付すると早々表明してくれたそうですが、私にも何かできることはないかと真剣に考えたこの週末でした。

さて、5月29日に開催する「通販エキスパート検定」について、事前講習会やパネルディスカッションの準備を進めています。事前講習会は昨年も実施しましたが、今年は「3級」に加えて「2級」の試験も導入したことから、4月7日(木)には1部と2部に分けて両級の事前講習を行います。そのため会場の手配や資料作成など、準備にも半年をかけています。

さらに4月15日(金)には、このほど朝日新聞出版から発売した「通販エキスパート検定2級テキスト」の執筆者3人に参加していただき、私が司会を務めるパネルディスカッションを開きます。テキスト第3章「ネット通販の実務戦略」の執筆者のおひとりである(株)北国からの贈り物の加藤社長をはじめ、第5章「通販の物流・配送と決済」を執筆してくださった(株)ロジコンシェルの近藤社長、そして(株)HAZSの東社長をパネラーとしてお招きします。タイトルは「通販実務の専門的知識を蓄える~これだけは押さえておきたい現場のノウハウ~」で、通販事業者やネットショップの方には必見だと思います。(詳細は通販エキスパート協会のホームページhttp://www.tsuhan-exa.org/

また、先週はDVD用の収録とPodcast用番組の収録を行って来ました。DVDは「通販エキスパート検定2級」テキストの購入者でアンケートはがきを送ってくれた方にプレゼントするもので、テキストに沿って私がポイントを解説。朝日新聞出版の会議室で、2時間くらいかけて収録。Podcast用番組「TV通販のコッチ側/ 夢を売る仕掛け人たち」(http://www.voiceblog.jp/higapod/)の収録については、以前はディノスチャンネルの放映にも使っていたヒガ・アーツ&メタルさんの平和島スタジオで行いました。ディノスやジュピターショップチャンネルで通販番組のMCをなさっていた司保美誠一郎さんをお相手に、楽しく収録することができました。3回に分けて放送するとのことですので、視聴環境にある方はよろしければお聞きください。

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2011年2月13日 (日)

「通販エキスパート検定2級」テキストが完成!

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12月中旬から本格的に取りかかっていた「通販エキスパート検定2級」の公式テキストが、1月末にようやく校了。昨日、出版元である朝日新聞出版から、出来立てホヤホヤの本をとりあえず2冊頂きました。土日も返上して編集作業に打ち込んだ甲斐があって、なかなかの仕上がりです。

昨年発行した「通販エキスパート検定3級」テキストは自分も1章分を執筆したのですが、今回は中級レベルのため通販企業やバックヤード現場で実務に携わった方たちに依頼。私の業務は企画・編集作業に集中させ、7章分合わせて計9人の執筆者の裏方に徹しました。昨年に比べて人数が多かったこともあり、結構ギリギリまで悪戦苦闘したのですが、執筆者の方や朝日新聞出版編集部の方たちのご協力でようやく発行にこぎ着けることができました。

発売は2月18日で、検定を主催する通販エキスパート協会には既にかなり問い合わせが来ています。2級と比べるとレベルが高く専門的な内容も多いため、受検する方は時間をかけじっくり学習して頂ければと思います。

【一般社団法人 通販エキスパート協会】
http://www.tsuhan-exa.org/

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2011年2月12日 (土)

パネラーやセミナー講師を務めました

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先週はまたまたセミナー週間でした。

まずは、昨年と同様(社)日本印刷技術協会(JAGAT)さんのイベント「PAGE2010」(http://www.jagat.or.jp/PAGE/2011/)のカンファレンスコーディネーターを務めさせていただき、2月3日には自分もパネルディスカッションに参加しました。「通販カタログの現状と新たな可能性」と題したもので、カタログ通販大手スクロール(http://www.scroll.jp/)の増田さんと、制作会社フォーレディー(http://www.forlady.co.jp/)の鯉渕さんと3人で登壇。インターネットに押され気味となっている紙の役割や生き残りの可能性について、カタログ通販企業やネット通販企業の実例を挙げながらお話させて頂きました(写真・マイクを持っているのが私です)。

さらに8日は、「プロが教える!儲かる通販ビジネスとは?」のタイトルでNEC(http://www.nec.co.jp/)さんが主催した通販セミナーにおいて、「クロスメディア戦略と関連法律のポイント」と題し講師を務めました。1月に入ってからややオーバーワーク気味だったため喉がずっと痛く、両セミナーとも途中で声が詰らないかドキドキでした。

不況が続く小売業界ですが、セミナーに参加なさる皆様のお顔を拝見すると、これから通販に新規参入したり、通販事業を拡大していきたいという意気込みがこちらに伝わってきます。4兆3000億円という右肩上がりの通販市場規模もこの半年で伸び率がかなり鈍化しており、こういった企業さんの意気込みや努力が市場の底上げにつながっていって欲しいと願っています。

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